Google ウェブマスターツールというものをすっかり忘れていたのですが、それほど分析を行わないならAnalyticsはオーバースペックなので、ウェブマスターツールで必要十分ではないかと思います。またバックリンクが一覧できるのもウェブマスターツールの便利な所かと思います。
さて、久しぶりに見たウェブマスターツールで「iPhonoe 維持費」での検索からの閲覧開始が現在本ブログ内で1位となっており、Googleの検索結果でも平均2.5位となっていました。前者はAnalyticsでも判明していましたが、後者は知りませんでした。
そこで検索結果1位を見たところ、Yahoo!知恵袋だったのですが、この回答がちょっと疑問だったので引用というかケチを付けたいと思います。
最近iPadの発売も伴って、知り合いにもsoftbankの料金体系に興味を持つ他キャリアユーザが増えてきました。私が以前から月420円強で利用している事は喧伝していたのですが、興味が無かったが故に完全に右から左だったようで、改めて相手からの質問に答えたところ驚かれました・・・
ベストアンサーが主に通信費についてなので、通信費の話をします。前述の420円も通信費です。私は本体は一括で購入しましたので、24ヶ月で減価償却すると約1,960円/月ぐらいだと思われます。
凡例
- ×
- ほぼ確実に間違い、もしくは質問者に対する回答としては的外れ
- △
- 間違いの可能性が高いが、私も詳細は確認していない
- ○
- 特に問題なく回答を支持できる内容
回答全体△
まず全体として個人的な利用状況を添えた質問をしているのに、統計的な平均値を持って否定から入る答え方は、回答者自身に無意識のバイアスが掛かっている物と思われます。マイノリティはゼロでも不可能でもなく少数は存在しているという意味です。
この手のイッパンロン原理主義は個人的に辟易する事が多いので特に注意喚起したい所です。
ブラウザに関して×
・利用するブラウザ(Safari)はフルブラウザ(PC用ブラウザ)であるため →月に2 010ページ程度閲覧するだけで上限になります。つまり1ページでも見れば最低額は無理と考えてください。
この回答の前に質問者にWi-Fi環境があるかの確認が必要です。3G網でパケット通信をすれば、解答の通りですが、Wi-Fiが利用可能ならこの限りではありません。
通学・通勤中の利用を想定すると、自宅、職場、最も利用頻度の高い最寄駅にマクド(現在ならスタバも)あるかによって大きく異なります。駅のホームでの待ち時間にWi-Fi圏外で利用を抑えれば3G網の利用はかなり抑えられます。徒歩・自転車搭乗中の利用はiPhoneどうこう以前に問題外なので省きます。
アプリの通信△
・Google Maps(地図)等パケット通信を使うアプリも相当あるため →地図のパケット代も上記と同様。YouTubeやiTunes Storeは論外(1回見たり聞くだけで超えます)です。また、ゲーム等のアプリもアップデート等の確認のため自動的にネット接続されます。(中には使わなくても勝手に接続されるアプリがあります)
全てのアプリにパケット利用が義務付けられているわけでもないので、「利用するアプリがパケット通信を行うか事前に確認してください」という視点で注意喚起する事が重要だと思います。
オンラインのデータを利用した乗り換え案内や地図表示なら当然パケット通信は発生しますが、[設定]>[Wi-Fiネットーワーク]>[接続を確認]をオンにしておけば、3Gエリアでパケット通信が発生するタイミングは解ります。多分。未設定の繋がらないAPであっても一覧が出ます。圏内に一つもAPがなかったら無理かも知れません。
メール送受信△
・メール自動受信を行うため →iPhone専用アドレス(i.softbank.ne.jp)はメールを受信するために、パケット通信を定期的に行います(5分 02時間程度に1回)。このパケット通信料は有料(新着メールがなくても1回数円程度かかります)です。つまり自動メールチェックを行うのにも相応の通信料がかかります。またソフトバンク共通アドレス(softbank.ne.jp/一部契約者はvodafone.ne.jp)についても、他機種では使える無料のメール無料通知(選択受信)の対象外(iPhone自体に受信選択機能がないため、全メールを自動受信にせざるおえないためです)となるため、例え迷惑メールであってもメール受信料がかかります。
「iPhone専用アドレス」はi.softbank.jpの誤植だとして話をしますが、i.softbank.jpの「着信通知」はパケット代は掛からないと思われます。恐らく回答者はメールアプリで定期フェッチした場合を想定しているのではないかと思いますが、通知だけ受け取り、フェッチもプッシュもオフにして、Wi-Fi圏内で手動受信すればパケット使用料は発生しないはずです。
逆に言うと、i.softbank.jpは定期フェッチしなくても着信通知は受け取れます。本当に通知だけですが、質問者の「メールをあまりしない」という条件提示から考慮すると、低頻度で発生する緊急時だけその場で受信箱を開く分には二段階定額の最低金額でおされられる可能性も十分にあります。
「迷惑メールであっても」の件は長くなるのでここで詳細は書きませんが、i.softbank.jpのアドレスを十分に長くして、Gmail経由にするなどの対策を取る事も可能です。そもそも携帯のアドレスはキャリア依存である現状、利用しないほうが良いと言うの持論です。
購入後に設定無しでプッシュ配信されるといったメリットと、スパム対策や転送が低能な有料メールにベンダーロックイン(キャリアロックイン?)されるデメリットのトレードオフになります。私は「iPhoneであれば」キャリア専用メールから開放された利用が可能というのが購入目的の一つになりました。
現在、私はGmailのアドレスを「携帯電話のアドレス」として知り合いに周知し、フィルタで転送してiPhoneで着信通知だけリアルタイムに受け取っています。自宅や職場で着信通知を受け取ったら、PC上のブラウザやメーラから閲覧・返信が可能、「同期」の必要すらなく一元管理が可能、という利点もあります。
もちろん利用者を選ぶ特殊な環境ではありますが、質問者の状況と意向を鑑みると検討に値すると思います。
メール対策×
◆3G回線でネット/メールを一切しない(ネットの設定をwi-fi専用に変えてしまう) この設定を行うとソフトバンク共通アドレスメールの受信は出来ません。(ソフトバンク共通アドレスは3G回線でしか使えません)またiPhone専用アドレスは無線LANエリア内で受信可能です この方法だと確実に最低料金で収まりますが....正直通話機能とカメラの有無を除けば...iPod Touchを持っているのと何ら変わりません。
- 利用ゼロではなく、最低料金に抑えたい(多少の利用は許容する)
- softbank同士ならキャリア専用メールでも通信費が掛からない
という視点が抜けています。(次項もあわせて参照)
他の回答と一緒で、質問者の周りにsoftbankユーザが多いかどうかという、「質問者の環境」が大きく影響します。
「正直通話機能とカメラの有無を除けば」という部分には逆に賛成したのですが、iPad+Skype(+ヘッドセット)を利用する事で「電話回線を利用しない」というオプションが現在可能かと思われます。
料金構造に革命を起こしたホワイトプランでさえ、通話料金は980円(+通話料)です。対してSkypeは一カ国内定額で695円です。交換機経由の電話機能の利用を「強制されなくなった」という点でもiPadは大きいと思っています。
i.softbank.jp宛に特定のデータが埋め込まれたメールを受信したら、Skypeを自動起動する、というブリッジ機能があったら、電話のリアルタイム着信も可能になりませんか?
脱線しました。
メール対策2×
◆メールをソフトバンク共通アドレス一本化し、iPhoneアドレスは使わない。(設定もしない) まだ、ソフトバンク共通アドレスはただともメールも使えるのでソフトバンク同士、ディズニーモバイルとは無料で使えます。 ただし、選択受信機能はないこと、デコレメールは送受信とも出来ない事は注意してくださいね。
今度は逆に極端なキャリアメールに偏重した利用方法を提示されています。
両者の良いところを取れば、
- softbank利用者にはキャリアメール(softbank.ne.jp)を周知する
- 選択受信したいその他ユーザにはiPhoneメール(i.softbank.jp)を周知する
という対処が可能です。
悪い所を掻い摘んだ否定意見を二つ並べられた場合に、質問者がこのような次善の「良いとこ取り解決策」に思い至るか心配です。
また脱線ですが「デコレメール」に関しては存在そのものが懐疑的です。要するにあれは遥か昔から存在する「外字」だと思っていますが、むしろ現在なら
- HTMLメールに
- Base64エンコードした画像を
- データスキームで埋め込む
という既存技術による実装で実現可能なはずです。あとはそれをシームレスに利用可能な(画像を変換候補に入れるなどの)UIだけ(すでに実装されているように)作りこめばいいはずです。それを「デコメ」などという奇天烈な汎用性のない物にするから、ガラパゴスなどと揶揄されるのではないでしょうか。
HTMLのパーサはブラウザ搭載していれば実装していますし、Base64エンコーダはメールへのファイル添付で必要になるはずなので実装していると思います。あとはブラウザやメーラにデータスキームの表示機能を実装するだけで(UI以外は)クリアできると思うのですが。
デコメどころか絵文字すら殆ど使わないので、これに関しては完全に憶測で書いてます。
マルチメディア利用○
◆インターネット・地図・iTunesStore等パケット通信料が必要なものは絶対に使わない。 1回でも使うと最低額は確実に不可能です。 また、多くの方がハマってしないますが、MySoftBank〈請求料金の確認・オプション等の変更〉はiPhoneではなくパソコンで行ってください(←iPhoneではこれらの確認もパケット料がかかります)
テキストなどに比べて画像・音声・動画などは通信されるデータ量が圧倒的に多い、というのが肌感覚で解らない人は居ます。いわゆる親戚のオバチャン系の人です。
400字詰め原稿用紙10枚の方が、30秒の動画よりも受け手のインプットには時間が掛かりますが、人間の負担とコンピュータの処理量は比例しない事が理解されていません。
パケット通信の料金を説明するに当ってこの点は特に強く念を押しておく必要があると思います。
位置情報△
◆カメラの位置情報は切ってください iPhoneのカメラは位置情報をONにすると位置情報が保存され、iPhoto(Apple純正の写真ソフト[Mac専用])などでは撮影地ごと管理機能が使えて便利ですが、、、この位置情報の確認にはパケットを消費しています。そのためこのような細かな部分も切ってください。その他のアプリ等でもアップデートや位置情報等でパケット代を勝手に消費する事があります。それらの機能には充分注意して使ってください。
位置情報はGPSの利用なのでパケット通信を行わなくても現在値を取れる。との認識で居ますが、確認はしていないので、×ではなく△にしました。
逆にGPSのないWi-Fi版iPadでもある程度絞れるので、IPやAPの情報から位置を類推しているのかもしれませんが、その場合Wi-Fiなのでどっちにしろ3Gの通信料は掛からないと思います。
GPS非搭載のガラケーでも位置情報を半径数kmで絞れますが、これは基地局の情報などを利用しているのでしょうか?基地局とのコネクションが確立した時点で位置がわかるのか、そこからパケットが発生しているのかは存じません。
どちらにせよ位置情報を元に地図などを表示すると大量にパケット通信を行うので、そちらの方が注意喚起すべきだと思います。
ビジュアルボイスメール○
◆ビジュアルボイスメール(iPhone用の留守番電話)は使わない ボイスメールの名前の通り、留守電センターに届いた伝言(音声)をご丁寧にパケット通信で送信してくれます(音声なのでかなりのパケット通信料がかかります)。 ご存知かもしれませんが、iPhoneでもソフトバンク標準の留守番電話(留守電センター保存)は使えます。しかも他キャリアと違って基本料無料で使えますよ。(再生には通話料がかかります。)
指摘はまっとうですが、これは「パケット通信の発生するアプリ」問題に入れてしまっていいのではないかと思います。ただ、通話機能の中にある1メニューなので気付かないユーザに対して啓発的な注意喚起としては妥当だと思います。
質問者は電話をあまり使用しないとあるので、ビジュアルボイスメールのオフと留守番の代替としてのメール利用環境が整えば、問題ないと思います。
また個人的な感想ですが、(ビジュアルでない方の)留守番電話機能は発信者がsoftbankユーザでも、留守録再生がホワイプランの無料通話に入らないので、ぼったくられてる感はします。留守番電話センターはsoftbanのセンターではないのでしょうか?
それ以前に、用件を伝えたいなら2~3回掛けて繋がらなかった場合はメールしてくれと思います。特にsoftbankユーザ同士の場合はメールの方が安上がりです。
ビジュアルボイスメールも名前に反して、メール機能に音声添付できる物ではないので、この辺どうにかならないものでしょうか。直接音声ファイルを送信しないにしても、音声認識で文字起こししてメール作成できたら短い用件の場合はかなり楽になると思うのですが。
ベストアンサー以外○
無料アプリは広告が入るのでむしろパケット通信が発生する、という視点が新鮮でした。私が質問者ならこの方をベストアンサーにしたい。