DigiNotarという認証局が不正な証明書を発行したそうです。
こちらにFirefoxでの削除手順が公開されています。また、この説明文中に「この証明書を無効化した新しいバージョンのFirefoxをリリースしました」とあります。
こちらによるとFirefox6.0.1または3.6.21で対応されている、という様に見えるのですが、自宅のiMacに入っている、6.0.2及び、3.6.22では残っている様に見えます。
しかし中身を見ると「有効性を検証できませんでした」となっていて、無効化されているようです。
参考:有効な証明書
無効化するボタンが「削除または信頼しない」となっているので解り難いのですが、一覧からは削除されませんが、利用はされなくなるようです。
前述の手順説明にも
証明書は Firefox に "組み込まれ" ているため、実際には削除されず、信頼しないように設定されます。証明書を信頼しないことは、削除することと同じ効果を持ちます。
という説明書きがありますが、よくある「削除するが実体ファイルは残す」系の設定ですと、ファイルはゴミ箱行きにしないが、メニューなどからは表示自体消される事が殆どです。
この辺り、認証局証明書のI/Fにやや疑問が残ります。登録はされているが信頼はされていない証明書に関して、一覧上で赤字にするとか取り消し線を入れるとか、有効/無効列を追加表示するとかが欲しい所です。
Windows機に残っていた古いFirefox(3.6.6)で確認した所、DigiNortarの証明書が残っており、有効になっていました。こちらのI/Fではボタンのキャプションがはっきりと「削除」になっています。
そして、実際に「削除」ボタンを押してみた所、一覧から削除されました。
しかし、認証局証明書画面を一度閉じて、再度開くとなぜか残っています。
内容を確認すると、無効化はされているようです。
確かに、この古いI/Fに比べると現在の方が改善はされたのでしょうが、こういった地味な部分は作り込む人が居ないんでしょうか。