Google配布のGoogle ChromeとPortable Google Chrome 2.0.164.0 - Caschys Blog配布のPortable Google Chrome(以下Portable Chrome)の違いをテスト。手動ポータブル化時に勝手に生成されるようなレジストリキーがProtable Chromeでは作成されないのかを確認。
結論から言うと、作成されます。
起動後に以下のレジストリキーが追加された。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Update\ClientState\{8A69D345-D564-463c-AFF1-A69D9E530F96}]
"dr"="(値省略)"
タブを開いたり、閉じたりすこし作業した後にChromeを終了。終了後に以下のレジストリキーが追加された。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Common\Rlz\Events\C]
"C1I"=dword:(値省略)
"C2I"=dword:(値省略)
"C1S"=dword:(値省略)
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Common\Rlz\PTimes]
"C"=hex(b):(値省略)
ほぼ、同じです。Portable ChromeとGoogle Chromeの違いというより、その時の操作に依存しそうです。
API Hookなどでレジストリの書き込みを抑制している(そういう事が出来るというのを今回知りました)のかと思ったのですが、そういうわけでも無いようです。Portable Chromeでも「レジストリ汚染されない為に」という目的は達成されません。
Portable Chromeでは、手動ポータブル化の際に事前に追加したキーは、無くても起動できました。ただし、
- 一回目:当該キーが自動生成
- (終了後、当該キーを手動で削除)
- 二回目:当該キーが無いまま起動
と、当該キーの必要性がいまいちわかりません。(1回目の自動生成が見間違いの可能性もあり)
Portable Chromeでは以後、当該キーが無いまま起動・終了できますが、手動でポータブル化したGoogle Chromeでは当該キーが無いと絶対に起動できませんでした。