2009/02/24

Google Chromeのポータブル化

Google配布のGoogle ChromeとPortable Google Chrome 2.0.164.0 - Caschys Blog配布のPortable Google Chrome(以下Portable Chrome)の違いをテスト。手動ポータブル化時に勝手に生成されるようなレジストリキーがProtable Chromeでは作成されないのかを確認。

結論から言うと、作成されます。

起動後に以下のレジストリキーが追加された。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Update\ClientState\{8A69D345-D564-463c-AFF1-A69D9E530F96}] "dr"="(値省略)"

タブを開いたり、閉じたりすこし作業した後にChromeを終了。終了後に以下のレジストリキーが追加された。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Common\Rlz\Events\C] "C1I"=dword:(値省略) "C2I"=dword:(値省略) "C1S"=dword:(値省略) [HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Common\Rlz\PTimes] "C"=hex(b):(値省略)

ほぼ、同じです。Portable ChromeとGoogle Chromeの違いというより、その時の操作に依存しそうです。

API Hookなどでレジストリの書き込みを抑制している(そういう事が出来るというのを今回知りました)のかと思ったのですが、そういうわけでも無いようです。Portable Chromeでも「レジストリ汚染されない為に」という目的は達成されません。

Portable Chromeでは、手動ポータブル化の際に事前に追加したキーは、無くても起動できました。ただし、

  1. 一回目:当該キーが自動生成
  2. (終了後、当該キーを手動で削除)
  3. 二回目:当該キーが無いまま起動

と、当該キーの必要性がいまいちわかりません。(1回目の自動生成が見間違いの可能性もあり)

Portable Chromeでは以後、当該キーが無いまま起動・終了できますが、手動でポータブル化したGoogle Chromeでは当該キーが無いと絶対に起動できませんでした。