メモリが不足したので、増設しました。
自宅のiMac(Late 2009)は4スロット合計16GBまで搭載出来ますが、デフォルトで2スロットに2Gで合計4GB入っていますので、残り2スロットに4GBを入れて合計12GBにしました。
OS X(10.6)の時は起動時に2GB/4GBほど使用しており、普段常駐させているchromeの他にiMovieなどのやや重めのアプリと一緒にFirefoxを開きっぱなしにしていると、スワップして処理が重くなる状態でした。
OS X(10.9)にして最初に起動したところ、いくつかのログイン時に起動するアプリ(Skype等)を含めてとはいえ、起動直後に3.99GB/4GBを使用しており、どうやってもほぼ確実にスワップ開始する状態でした。
OS X(10.9)の増設前メモリ使用量
最新のiMacは最安のエントリーモデルでもメモリ搭載量は8GB〜となっているようです。
適当なアプリを起動した際、Cの「仮想メモリ」が5.18GBになっていたため、Aの「物理メモリ」と合計して、4+5.18=9.18GBが必要なのかと思い、12GBにしてしまいました。
しかし、実際には物理メモリの許容オーバーした分はDの「スワップ使用領域」で、起動してい以降のB+Dの最大値がCだったため、5.18GBあれば普段使いには十分でした。
一応、作業中に複数のFirefoxを長時間開いていると10GBを超える事もあるので、結果オーライとします。
OS X(10.9)の増設後メモリ使用量
メモリ不足で動作が遅くなるのは、メモリ容量をオーバーしたデータを、より読み書きの遅い補助記憶装置に移すスワップ処理のためです。
メモリ交換に関して、「遅くなった気がする」とか、交換後に「早くなった気がする」という主観的な観測で片付けている人も居ますが、どれくらいメモリが不足しているかは定量的に調査可能な項目です。
交換手順としては、こちら(iMac (Late 2009):メモリの仕様)に書いてある種類のメモリを購入し、こちら(iMac:メモリの取り外し方法と取り付け方法)に書いてある手順通りに交換しただけです。
Late 2009でもドライバーは普通のプラスドライバーで交換可能です。Mid 2012モデルからはドライバー不要だそうです。
交換手順に書いていない重要な点は、恐ろしく硬いことです。「タブを引くと差し込んであるメモリが抜ける」とありますが、引っ張って見たところ、微動だにしませんでした。
差し込む際も、位置や向きが間違っており、物理形状的に入らない方向に入れてしまっているのではと疑ったのですが、適当にググったところ硬いのが定説なようです。
とにかく外すにしても、入れるにしても私の素手の握力では微動だにしませんでしたので、最終手段で金槌を使いましたが、故障(というか物理的な損壊)リスクが高すぎるのでお勧めはしませんし、自分でも二度とやりたくありません。
直接メモリを叩かないように、iMacを机に倒す際に画面保護用に敷いていたタオルを、金槌とメモリの間に挟み、左右の端を交互に少しづつ押し込みます。
微動だにしないものを素手で全力で押しこむにしても、金槌で極力弱く小突くにしても神経は使います。これだからハードウェアは触りたくありません。
左下が既に金槌で押し込んだ増設メモリ(4GB)で、右下がこれから入れる増設メモリ(同4GB)です。右下の段階までは素手で簡単に入りますが、残りのわずか3〜4㎜を押し込むのに苦労します。
メモリの取り付けが完了したら、OSを再起動し、ツールバー左端の林檎マークから[このMacについて]を開くと認識されているメモリが確認できます。もちろんアクティビティモニタからも確認できます。
長いことiMac(Late 2009)のOSをOS X(10.6) Snow Leopardのままにしていましたが、Yosemiteのニュースをきっかけに色々と調べていたら、現行の最新版であるMavericksが無料になっていたとのことで勢いで変えてしまいました。
Time Capsule用の外付けHDDが本体のHDDより先にご臨終したため、そちらを先に買い替えてからLionに更新する、という予定を立ててから既に数年過ぎていました。