2007/06/30

スクラッチパッドのバックアップ

Google デスクトップのスクラッチパッド(簡易メモ機能)というウィジェット(ガジェット?)のバックアップファイルのありか。

C:\Documents and Settings\{user name}\Local Settings\Application Data\Google\Google Desktop\{profile folder?}

の下にある scratchpad.txt

バックアップは scratchpad-{yyyymmdd}-{hhmmss}.txt

バージョンアップした時に消えて困ってたんですが残っていた様です。

ヘルプ センター: スクラッチ パッドやタスク リストの失ったデータを復旧するにはどうすればよいですか。

つっこみ

「ソレ違うだろ」と突っ込みたくなるページをクリップする時に「つっこみ」というタグをつけようと思ったのですが、英語しかサポートされないサービスがあるので、「つっこみ」を和英辞書で引いてみました。

つっこみ = feed

困った。RSSやAtomやpodcastに関するページも全部「つっこみ」になってしまう。

Docs & Spreadsheetsのフォルダはフォルダじゃない

各所でDocsのインタフェース更新に触れ、「タグがフォルダになった」と説明されている。けれどアレは単にフォルダの様な、もっと言えばWindowsのエクスプローラの様な見た目にしただけで、タグとしての機能は健在です。

タグとフォルダによる分類の最も大きな違いは同時に複数のタグ/フォルダに分類できるかどうか、だけど、Docsでは既にフォルダ(とみなされているもの)に入っていても[フォルダに追加]から別のフォルダを選べば同時に2箇所以上のフォルダに分類可能で、これはまさにタグ。

わかっている人はわかっていて敢えて「フォルダになった」と書いているのだろうけど、わからない人がこれを読むとますますわからなくなる。

同じ誤解がGmailでもされています。Gmailの基本的な分類

  • [受信トレイ]
  • [スターあり]
  • [チャット]
  • [送信済みメール]
  • [下書き]など

これらの分類をフォルダと勘違いしている人が居る。

以前、知り合いにGmailで「自分の送信したメール(送信済みメール)も返事があるまで受信トレイに入れたい」という質問をされた時、私は「[受信トレイに移動]を選べば出来るよ」と答えた。すると知り合いは「移動したいわけじゃなくて、送信済みメールにも残したい」といった追加要望を述べてきたのです。このことから知り合いがGmailの基本分類をフォルダと勘違いしていたのが伺えます。

やってみればわかりますが、[送信済みメール]で[受信トレイに移動]を選んでも[送信済みメール]に残ったまま、[受信トレイ]にも入ります。

Gmailでの[受信トレイに移動]は操作の内容をわかり易くするためのウソで実際に移動しているわけではないのです。正確には[ラベルを付ける:受信トレイ」に等しい。

ぶっちゃけ[下書き]にある下書き中のメールだって[下書き]に入れたまま[受信トレイに移動]を選べば[受信トレイ]に入れられます。解除するには[アーカイブ]。

なので正確には

  • [受信トレイに移動]=[ラベルを付ける:受信トレイ]
  • [アーカイブ]=[ラベルを削除:受信トレイ]

これらはGmailにメール管理ツールとして基本的な機能を提供するための特殊なタグ(*1)に過ぎません。

話しは飛びますが、現在のタギング可能なサービスに対する不満としてこちらの方に私も賛成です。

フォルダとタグ ≪ u-ch
  • 『フォルダ式』分類ではフォルダの下にフォルダもファイルも入れられる。
  • 『タグ式』分類ではタグの下にはファイルしか入れられない。

タグにタギングしたいです。

*1 Gmailでは正確には『ラベル』ですね

2007/06/24

FirefoxのConfig

Firefoxのカスタマイズを紹介したい時、本来の目的は機能の紹介のはずです。が、カスタマイズの紹介をするたびにabout:configの説明から入っているとエントリーが無駄に長くなる上に本題がぼやけます。

「about:configだ、いやpref.jsだ、いやuser.jsだ、prefs.jsが置いてあるのはここだ」といった点はそれほど重要ではないはずです。せっかくリンクの張れるWebなので、よくまとまったサイトにリンクを一つ張らせてもらって済むのならその方がすっきりすると思います。

と、思ったんですが、そこにフォーカスして綺麗にまとめられたページってあまり数がないですね。

一番綺麗にまとまっていたのがこちら。

about:config と user.js による Firefox のカスタマイズ - えむもじら

2007/06/20

Firefoxのポータブル化、と複数Profileの多重起動

FirefoxにはProfileを指定して開くコマンドラインオプションがあります。これで指定すればPortable Firefox無しでポータブル化できるみたいです。

Firefox をリムーバブルメディアから起動する - Firefox Help: 便利な使い方

利点
Portable Firefoxの起動時のスプラッシュが邪魔な人、英語版の日本語化とかしたくない人、FirefoxPortable.exeとか挟まれるのがむずがゆい人にはいいかも
欠点
むしろ手間はかかる。またポータブルに最適化はされていません。自分でabout:configなどを要設定。

普段から常にこの方法で使っていればProfileのバックアップも楽になるので、変な拡張を入れてしまった場合のバックアップなんかもとりやすくなるかもしれません。

ついでにMOZ_NO_REMOTEという環境変数をセットすると多重起動もできるようになります。

朝顔日記 - 続・複数の異なる Firefox を同時起動する

なにが便利かと言うと、Profile指定と一緒に使うと同じサービスに違うアカウントでログインしたFirefoxを同時に立ち上げられることです。(Cookieなどの実体がProfile単位で保存されるため?)

例えば私は、BloggerのアカウントがGoogleアカウントに統合されて以来、本名アカウントでネットをしている最中にBloggerに投稿したくなったらハンドルネームアカウントでログインしなおしていたのです。これが面倒くさいのでハンドルアカウントはOperaで使うようにしていました。が、複数のブラウザを等しく使い込むのは面倒です。出来れば同じFirefoxの方がいい。などといった場合に、本名アカウントとハンドルアカウントのFirefoxを同時に立ち上げられて便利です。ProfileをコピーしてからGoogleへのログインだけしなおせばアドオンやテーマの設定などを1からしなくても良くなります。

というわけで手順です(Win用)

  1. Firefox本体のコピー
  2. Profile指定及び多重起動用のBATを作成
  3. 今使っているProfileのコピー
  4. コピーしたProfileで起動するショートカットを作成

最後の手順はショートカットでもBATでもいいのですが、相対パス指定できるポータブルなランチャーなんかでも便利です。

今回はUSBで使うことが前提なのでUSBドライブ(仮にX:\)に以下のようなフォルダを用意します。

Firefoxのインストールフォルダ
X:\usr\local\opt\Mozilla\Firefox\
Profile設置フォルダ
X:\home\KNYI Jong\.mozilla\Firefox\
  1. Firefoxのコピー
    C:\Program Files等の下に元々インストールされているFirefoxのファイルをX:\usr\local\opt\Mozilla\Firefox\にごそっとコピーします。アンインストーラーなどUSB使用に不要なものもあるので容量が気になる場合は適宜削除してください。
  2. Profile指定及び多重起動用のBATを作成
    コピーしたFirefox.exeの横に以下の内容のfirefox.batというファイルを作ります。 @echo off SET BASE=%~dp0 SET MOZ_NO_REMOTE=true start "duplicate firefox" %BASE%\firefox.exe -profile %1 "%~dp0"というのはDOSのBATの特殊な環境変数(?)でBATファイルの置いてあるフォルダのパスです。BATの実行パスはショートカットから起動された場合などはファイルプロパティの「作業フォルダ」に依存します。この書き方だとどこから呼び出されようと、BATの設置場所からの相対パスで参照されます(多分)。なのでこのように書くことで呼び出される際の環境に依存せずにfirefox.exeを参照できるようにしています。
  3. 今使っているProfileのコピー
    C:\Documents and Settings等の下にあるProfileフォルダ(xxx.default等)の中身をごそっとX:\home\KNYI Jong\.mozilla\Firefox\にコピーします。
  4. コピーしたProfileで起動するショートカットを作成
    X:\usr\local\opt\Mozilla\Firefox\firefox.bat "X:\home\KNYI Jong\.mozilla\Firefox" という形式で、BATなりショートカットなりランチャーの登録なりで作って呼び出します。

実際のところ職場でもいつもの環境でFirefoxを使えるようにしたかったのですが、諸事情によりまだ試せていません。フツーのFirefoxがインストールされた自宅PCで複数アカウントの使い分けのために使っているので、この方法により本当にちゃんとポータブル化されているか(レジストリとかにゴミが残らない、USBから問題なく起動する、など)は未検証です。

2007/06/18

Google デスクトップのタイムライン

たまたま表示してみたところカレンダーのFrom部分が自分の誕生年月でした。

「生まれる前にはネットしてないよね?」という気の利かせ方なんでしょうか。たまたま一致しただけなんでしょうか。(Googleの何かしらのアカウントに誕生日を入れていた?)

2x年前じゃGoogleはおろかWWWも無い時代ですよ。当時のインデックスが今見られたら面白いですけどね。

2007/06/16

pitfall(落とし穴) hack

  • 実は意味がなかったり。
  • 実は他人に迷惑がかかっていたり。
  • 実はやばい情報が漏れていたり。

想定外の落とし穴があるハックなどをたまに目にします。

この手のハックに対する注意喚起は「有用なハックを解説するエントリー」のおまけ的に書かれていて、重要視されていなかったり、見過ごされて気づかなかったり、という事も多いように見受けられます。

なので、「ついでに」書くのではなくそれだけを取り上げたエントリーというのも必要なのではないかなと、考えたりした次第ですが、こういったハックに対する業界標準的な呼び方が見つからなかったのでとりあえず"pitfall hack"(落とし穴のあるハック)というラベルを付ける事にしました。

バッド(良くない)ハックというのも考えたのですが、良いか悪いかは使う場所や目的によっても変わってきます。 ハラスメント(迷惑)ハックというのも考えたのですが、これも受け取り手によって違いますしね。