2009/04/20

Google Friend Connect

遅まきながら調べて見ました。ダッシュボードのFollowers表示が気になっていたのですが、放置しっぱなしで失礼致しました。

統一感のある日本語の解説サイトが見つからず、なんとも全体像が掴みにくいのですが、ざっと見た感じ。

  • mixi見たいなSNS的な機能がブログやその他のサイトに設置できる
  • 設置する側(サイト管理者側)はファイルアップロード(FTP等の)できるサービスが必要 *1,*2
  • 利用する側はOpenIDが必要(Google,Blogger,Twitter,mixiのOpenIDなど)*3

*1:Bloggerはアップロードしなくても使えるようになっている。
*2:あくまで現在公開されている「読者」機能の場合?
*3:mixiのログインIDとは異なる。

例えば、Bloggerの"Followers"、日本語設定だと「読者」機能の場合。 設置したブログにmixiでいう「マイミク」の様なガジェットが表示される。

Google Friend Connectサーバ(という物が便宜的にあったとして)上に、サイトのURL+OpenIDという二つのキーでプロフィールが登録されるイメージだと思っています。

当該サービス(当該サイトで提供しているサービス)の専用IDを使わず、OpenIDを使う利点は当然、既存のソーシャル情報を流用できるからです。

例えば、Bloggerの「読者」機能でも、GoogleIDで登録すると*4、Googleのプロフィールからアバター画像、ハンドルネーム、そのたプロフィール情報が取得できます。既に設定されている個人のプロフィールを追加設定して二重管理する必要がなくなります。

*4:解りにくいのですが、GoogleのIDにはGoogleのプロフィールとBloggerのプロフィールが両方関連付けられている様です。一度もBloggerを利用していないGoogleのIDを使用したところBloggerのプロフィールは表示されませんでした。あとから追加する事も外す事もできます。

当然、mixiのOpenIDでログインすれば、mixiのハンドルネームが取得できます。マイミクの情報やコミュニティの参加情報はBloggerのFollowersでは流用しない様ですが。

端的に言うと、これまでの「コンテンツ・サービス提供者」=「ID・プロフィール管理者」という構図が、「コンテンツ・サービス提供者」≠「ID・プロフィール管理者」になるだけです。

全然まとまらないですが、最も注意する点が一つ。

mixiで登録したプロフィールがBloggerでも、その他のGoogleサービスでも、twitterでも、はてなでも流用できたら楽かもしれません。が、一回の登録が他に波及するということは、一回の失敗が全体に波及する、ということです。mixiでも住所や出身地、実名のそれぞれに公開範囲を設定している様に、OpenIDを使用する場合、まず自分がプロフィールにどんな入力をしていて、何が何処まで公開されているのか事前に確認した方が良いかと思います。

特に「Googleのアカウント=Gmailのアカウント」だった時代にアカウントを作成したっきりの人は、公開用のプロフィール情報をきちんと作成するか、個人情報の登録内容を再確認することをお勧めします。

また、GoogleのIDでFollowers登録し、かつBloggerを利用している場合、Bloggerのダッシュボードで自分がどのサイトに登録しているのか一覧できます。しかしmixiのOpenIDで登録した場合、登録したサイトに行かないと自分の登録情報が閲覧・変更・削除も出来ません。mixiの設定情報画面にはGoogle Friend ConnectでOpendIDを利用したことしか記録されていないので、登録したサイトそのものを忘れてしまった場合、何処で確認できるのか解りません(未調査)。

ここまで来てなんですが、Google Friend Connectではなく、オープンソーシャル一般論になってしまいました。

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