4のbeta1を試そうと、普段あまり使わないプロファイルマネージャとかを使ってたら、うっかりプロファイルを消してしまいました。
プロファイルマネージャで新規プロファイル作成時に、作成フォルダを一度変更してしまうと、デフォルトパスに戻してもサブフォルダが作成されず、階層がずれる、と言う仕様みたいです。
デフォルトでプロファイルマネージャは
C:\Documents and Settings\{user}\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles
というフォルダの下にユーザ別に
{hash data}.{user name}
というフォルダを作ります。例えば
wu9zgrrz.KNYI Jong
といったフォルダです。
その為、プロファイルマネージャで[Create Profile] > [Next > ] > [Choose Folder]を選ぶと上記の"Profiles"フォルダが選択された状態になっています。
普通この状態で[Choose Folder]の上にあるユーザ名入力欄にユーザ名を設定し、[Finish]ボタンを押すと、"Profiles"の下にユーザ名でサブフォルダが作成され、その下に各種ファイルが展開されます。
ユーザ名の入力欄のすぐ下にフルパスが表示されていて、ユーザ名の入力がリアルタイムでパス(の末尾)に反映されるので、サブフォルダ名は[Finish]押下前に確認可能です。
ところが、
- [Choose Folder]で別のフォルダを選択
- ユーザ名を設定
- [Choose Folder]で元のデフォルトフォルダに戻す
- [Finish]押下
とすると、サブフォルダが作成されず、"Profiles"直下にファイルが展開されてしまいます。
そのため、プロファイルマネージャで[Delete Profile]する際に、[Delete Files]を選んでしまうと、"Profiles"配下のファイルが全部削除されてしまいます。
Profiles\ ← 新規作成したユーザフォルダ
Profiles\xxxxxx.UserA\ ←既存ユーザAのフォルダ
Profiles\yyyyyy.UserB\ ←既存ユーザBのフォルダ
となっているため、新規作成したユーザを削除すると、巻き添えで既存ユーザフォルダまで削除されます。しかもゴミ箱にも入らず、復元ソフトでも見つかりませんでした。
本来"Profiles"直下はサブフォルダしかなく、こまごました大量のファイルは置いていない見たいなので、そういったファイルがある人は削除時に要注意です。
これ自体は恐らく仕様でしょうが、サブフォルダを作ったり作らなかったりが変更されるのであれば、その点にもう少し注視されるような警告が欲しいところです。
一度フォルダを移動してしまうと、ユーザ名の変更がフルパスの末尾に反映されなくなります。しかし、これは反映される状態とされない状態を両方知っていないと気づかない差ですし、知っていても気づかない場合も予想される、地味な表示です。
また、[User Default Folder]という選択肢があり、こちらのボタンを使ってデフォルトに戻すとサブフォルダが作成されるように戻ります。
にも関わらず、[Choose Folder]を開くたびに、デフォルトの"Profiles"が自動で選択され、そちらで[OK]を押して元のフォルダに戻しても、サブフォルダは作成されないままです。
ちょっと詰めが甘いというか、仕様が錯綜している気がします。