iPhoneはWi-Fi、いわゆる無線LANで接続するとパケット通信料が発生しません。3G網とWi-Fi網が同時に使える場合、Wi-Fi網が優先されるそうです。
ただ、無線LAN環境を整えるには無線LANルータ(親機)が必要です。
現在の環境は以下の通り。
- 有線LANでネットには繋いでいる
 - 無線LANアダプタ(子機)が内蔵されているノートPC
 
やったことは無いのですが、無線LANアダプタ(子機)が2台あれば1:1のアドホック通信が可能。LANを拡張するためにブリッジという橋渡しする機能がある、という事を思い出し、適当に調べてみました。
最終的には、下記構成図の「アドホックでブリッジ」を目指します。これが出来るなら、無線LANアダプタが内臓されていないPCでも、ルータ買うよりアダプタ買う方が安上がりですし。
- 内臓無線LANアダプタにアドホック通信用の設定をする。
 - Windowsスタートメニューの[設定] > [ネットーワーク接続]を開く
 - ワイヤレスネットワークを[有効]にした後、プロパティを開く 画面の「内臓無線LAN」は私がアイコンの名称を変更したものかもしれません。
 - プロパティ画面の[ワイヤレス ネットワーク]タブで、[詳細設定]ボタンを押す

 - [コンピュータ相互(ad hoc)のネットワークのみ]を選び、[閉じる]
 - [追加]ボタンを押す
 - 追加するプロパティ画面で、以下を選択
  - [ネットワーク認証]に"オープン システム"
 - [データの暗号化]に"WEP"
 - [キーは自動的に提供される]のチェックを外す
 
 - 同画面で以下を入力
  
- [SSID]に任意の名前
 - [ネットワークキー]に任意のパスワード
 
 - [OK]ボタンを押し、追加されている事を確認
 - ワイヤレスネットワークのコンテキストメニューから、[利用できるワイヤレスネットワークの表示]を押す
 - 近所で拾った電波の中に先ほど設定した物が表示される
 
- Windowsスタートメニューの[設定] > [ネットーワーク接続]を開く
 - ネットに繋がった有線LANの設定と無線LANの設定をブリッジする
 - iPhoneにアドホック通信用の設定をする
 - 設定ツールをダウンロードして、インストールする
iPhone Configuration Utility 2.0 for Windows - ツールを起動する
ウィンドウの最小幅が1024pxを超えるので、画面が小さいと見辛いです。 - [ファイル] > [新規構成プロファイル]を押す
 - [一般]タブを開いて、任意の名前と説明を入力
  ここでの入力がiPhone上で表示されます - [Wi-Fi]タブを開き、先ほどと同じ[SSID][パスワード]等を入力
 - 作成したプロファイルをiPhoneにインストールする
ツールバーの[書き出す]で出力したファイルをメールで送る事も出来ますが、書き出されたファイルにはWEPのパスワードが平文で記載されます。 - ツールを起動したまま、iPhoneをPCに接続。認識されるとサイドバーに表示される
 - [構成プロファイル]タブを開くと、先ほどのプロファイルの横に[Install]ボタンが表示される
 - [Install]ボタンを押すと、iPhone側にインストール画面が表示される
 - [インストールボタン]を押す
  パスコードロックしている場合、パスコードが聞かれます
 - iPhoneの[設定] > [一般] > [プロファイル]に先ほどのプロファイルが表示される
 
- 設定ツールをダウンロードして、インストールする
 - PCとiPhoneをアドホックで繋げて見る
 
この状態でiPhoneのsafari等を開くと多分Wi-Fi接続が出来ています。[設定] > [一般] > [使用状況] > [携帯電話ネットワークデータ]が増えていなければ多分成功だと思います。Windows側のIPとiPhoneのIPが違うので、PCとiPhoneで同時にネットに繋がっていると思います。
途中、これでいいのかという点が結構ありますが。WEPの暗号化は秒殺されるという話しですし、構成プロファイルの部分丸々要らなかったかもしれません。
そして、煩雑な設定がなんとかカタチになった所で、Amazonで注文してしまった無線LANルータ(AirMac Express)が到着しました・・・







