AirMacをルータ(PPPoE+DHCP)の役目にしても良かったんですが、コンシューマ機のオンライン対戦ゲームで無線はやめた方が良い(ラグが酷くて相手に迷惑)ということで、有線LANルータを挟む事にしました。実際にはゲーム機はまだ繋いでません(故障中)。
アドホックの時は、無線LANアダプタと有線LANポートが両方ノートPC上にありました。ブリッジしたい接続がノートPC上にあったので、ノートPC上でブリッジの設定をしましたが、今回はAirMacのWANポートとAirMacの無線LANポート(チャネル?)をブリッジしたいので、ブリッジ設定はAirMacの設定で行います。
躓いたのは2点
- AirMac Expressの初期設定
- DHCP使ってるのにIPが競合
最初にDHCPで構成した際、確認できた範囲では、
デバイス | IP |
---|---|
有線LANルータ | 192.168.11.1 |
無線LANルータ | 192.168.11.2 |
ノートPC | 192.168.11.3 |
iPhone | 192.168.11.6 |
ポート | IP | 使途/備考 |
---|---|---|
WANポート | 192.168.11. 1 | 有線ルータ。PPPoEはON、DHCPはOFF |
LANポート1 | 192.168.11. 10 | 無線ルータ。PPPoE、DHCPともにOFF |
チャネル1 | 192.168.11. 11 | ノートPC |
チャネル2 | 192.168.11. 12 | iPhone |
LANポート2 | 192.168.11. 20 | ゲーム機(予定) |
LANポート3 | 192.168.11. 30 | 未使用 |
LANポート4 | 192.168.11. 40 | 未使用 |
- AirMacExpressの初期設定
- 配線等は予め最終的な形態で整えて、AirMacの電源を入れる
- 利用可能なワイヤレスネットワークからAirMacを見つけて[接続]する
- 名前の後ろの英数字6桁とAirMacID(=Macアドレス)の下6桁を確認
無いとは思いますが、ご近所でAirMacの初期設定を行っている人が他にも居るかもしれません。AirMac本体に貼ってあるシールに書いてあるAirMacIDと一致するか確認します。
- AirMac付属のCDからAirMacユーティリティをインストールし起動
- 本来ここで、[続ける]か[自動設定]で良いと思うのですが、なぜか私の環境では続けられませんでした。
セキュリティソフトの影響うんぬんという話もありましたが、切っても駄目でした。
- 仕方ないので、[ファイル] > [その他の設定]からIP指定で開く
- AirMac Expressの初期設定はIPが"10.0.1.1"、パスワードが"public"
- "10.0.1.1"は[接続]後に無線LANアダプタのゲートウェイがその値だったため
- "public"は本体同梱の取説の、工場出荷状態にリセットする項に書いてありました
- [AirMac] > [AirMac Express]でAirMacの設定を変更する
[AirMac Express パスワード] "public"に変わるパスワードの設定箇所 - [AirMac] > [ワイヤレス]タブでネットワークの設定
[ワイヤレスのモード] 有線LAN配下に無線LANを組むので"ワイヤレスネットワークを作成"を選択 [ワイヤレスネットワーク名] =SSID [無線モード] ノートPC内臓アダプタが.11bのため、"802.11n(802.11b/g互換)"を選択 [ワイヤレスセキュリティ] "WPA2 パーソナル"="WPA2-PSK" [ワイヤレスパスワード] =ネットワークキー - [インターネット] > [インターネット接続]でルータとしての設定
[接続方法] PPPoEは有線ルータでONにしているので、ここではOFF(="Ethernet")を選択 [IPv4の構成] DHCPの自動構成でバッティングするので、"手入力"を選択 [IPアドレス] 以下、前述の運用にしたがって入力。IPを忘れると以後この画面が開けなくなるので、AirMacのリセットする羽目に。 [Ethernet WANポート] 有線ルーター~AirMac間はLANケーブルで繋いでいるので"自動"を選択。"Ethernetは無効"を選ぶと有線ルータが見えなくなります。 [接続共有] ルータ的機能(PPPoE,DHCP)は使わないので"切(ブリッジモード)"を選択 - [更新]を押して再起動する
- 無線LANアダプタの設定
- iPhoneの設定
- [設定] > [Wi-Fi]を開き、AirMacの接続を見つける
プロファイルは前回の方法でインストール済み
- IPを手動で割り振るため、右矢印">"をタップして詳細を開く
- [IPアドレス]を静的に変える
- 前述の運用にしたがって入力
無線LANのアクセスポイントはAirMac Expressですが、インターネットへのゲートウェイなどは有線LANルータになります。ルータとDNSは有線LANルータのIPを設定します。
- [設定] > [Wi-Fi]を開き、AirMacの接続を見つける
念のため、iPhoneのsafariで大元の有線LANルータの管理画面を開いてみます。 見れてるということは多分大丈夫かと思います。
ちなみに、回線はBフレッツなので有線LANでは実測40Mbps程度でした。が、内蔵無線LANアダプタが802.11bしか対応していないので、無線LANだと実測3.5Mbps強でした。
去年に一度、AirMac Express+802.11n対応アダプタ、という構成にした事があったのですが、その時は30Mbps程度だった気がします。(その時の機器は人にあげてしまったため今は手元にありません)
格段に遅くなっているわけですが、実際にブラウズに限って言えば体感速度に全く差が有りません。Gyaoやyoutube等の動画コンテンツでも遅延はありませんでした。35Mbps以上遊ばせていたみたいです。
計測はSPEED TESTで行いましたが、iPhoneのsafariからも使えました。
ノートPCでは3.5Mbps前後で安定しますが、iPhoneは1.5Mbps~10Mbps弱までマチマチです。